現場から:開発編 Vol.1
「使う人の目線で開発する」という言葉の通り、開発プロジェクトは単なるシステム構築にとどまらず、最終的なユーザー体験を意識して行うことが大切です。私たちアイテム株式会社では、さまざまなプロジェクトにおいて顧客の期待に応えるシステム開発を手がけています。
今回は、開発プロジェクトの全体像と、その中で特に重要なお客様とのコミュニケーションを重視した「要件定義から納品まで」の流れについてご紹介します。
開発プロセスの流れ:要件定義から納品まで
開発プロジェクトが始まるとき、最も大切なのはお客様のニーズを正確に把握することです。私たちはまず、お客様とのしっかりしたヒアリングを行い、ビジネスの目標や課題、システムを導入する目的を理解します。
この段階で、ただシステムの機能を決めるのではなく、お客様が実現したい結果や将来的なビジョンまで深掘りし、共に理想的なシステム像を描いていきます。これにより、開発後の満足度を高めるとともに、プロジェクトのゴールに向かって一貫した進行が可能になります。
要件定義が確定した後、次に行うのはシステム設計です。この段階では、お客様の要望に合わせて、どのような技術を使用するか、どのような構成でシステムを実現するかを検討します。設計においても、お客様との連携を大切にし、何度も確認をしながら進めることで、双方が納得した形で設計を確定させていきます。
そして開発が始まると、お客様との定期的なレビューや進捗報告を行い、問題があれば早期に対処します。このように、開発が進行中でも、お客様との密なコミュニケーションを維持し、お客様の不安を解消し、安心してプロジェクトを進められるようサポートします。
開発が完了すると、次はテストフェーズです。システムが期待通りに動作するか、お客様が想定している環境での動作確認を行い、お客様と一緒に最終調整を行います。納品前に、実際のユーザー視点で動作確認を行うことで、納品後のトラブルを防ぐことができます。
納品後も、私たちは「お客様の成功」を第一に考えたサポートを行い、運用後のサポートやメンテナンスをしっかりと実施します。納品がゴールではなく、その後もお客様と共にシステムを成長させていくことが、私たちの責任だと考えています。
インフラ環境の提案と選定
開発における重要な要素の一つがインフラ環境の選定です。お客様の要望やコスト面に合わせて、最適なインフラを提案します。私自身、オンプレミスのインフラに長年携わってきた経験があり、クラウドの選定から実施することも得意としています。
お客様と密に連携を取りながら、コストや可用性などの要件に合わせて、AWS、GCP、IDCFなどのクラウドサービスを提案し、最適な環境を構築します。お客様の予算や長期的な運用を見据えた選定を行い、システムの運用コストを抑えるだけでなく、より柔軟で拡張性の高い環境を提供します。
お客様との密なコミュニケーション
開発プロジェクトにおいて最も大切にしているのは、お客様との密なコミュニケーションです。要件定義段階から納品後のサポートまで、お客様の声をしっかりと聞き、柔軟に対応していくことが私たちの強みです。
特に、インフラ選定やシステム設計段階では、お客様にとって最適な解決策を提案するために、技術的なアドバイスやコスト面での助言を行います。お客様が抱える問題に共感し、最適な解決策を共に考えることで、信頼関係を築き、プロジェクトの成功に導きます。
まとめ:開発は「お客様と共に作り上げるもの」
開発において最も大切なのは、お客様と共にシステムを作り上げていくことです。要件定義から納品後のサポートまで、お客様のニーズをしっかりと把握し、寄り添いながら進めることで、より良いシステムが完成します。