こんにちは。IT部のK.Nです。
工場勤務から、未経験で開発の現場に飛び込んでもう少しで3年が経とうとしております。
プログラミングを勉強し始めのころの自分に、コードの書き方ばかりでなく開発業務の全体像をしっかり把握しておくことも同じくらい大事だと伝えたいです。
そこで、IT業界に転職しようと思っているそこのあなたに、WEBアプリケーションの動いている構造を簡単にですが、お伝えします。
1. サーバーってなに?
web開発では頻繁に飛び交うサーバーという言葉。
初っ端から出鼻をくじかれるような横文字ですが、サーバーとは、「外部からのアクセスを受け取って、サービスを提供するために設定されたコンピューター」のことです。
サーバーは、他の人からの「お願い」を聞いて、なにかしらの「お返し」を返す役割です。
これだけでも難しそうに聞こえますが、実は、あなたの使用しているPCも、外部からアクセスできるように設定すればサーバーになります!
100均で買ったおもちゃのバットでも、グラウンドで野球はできます!(あなたのPCを悪く言っているつもりはありません。ご了承ください)
サーバーも同じ。高性能な機械でなくても、「外部に向けてサービスを提供していれば、それはもうサーバー」なのです。
難しく考えずに、「サーバー ≒ 外部向けのPC」という感覚で読み進めてください。
2. Webアプリとは?ホームページと何が違うの?
まず、「Webアプリ」という言葉ですが、これは“操作できるWebサイト”のことを指します。
ホームページ
- 情報を「見る」だけ
- 例:企業の紹介ページ
WEBアプリ
- 情報を「送ったり」「受け取ったり」できる
- 例:X(旧Twitter)、LINE、ECサイト、チャットアプリ
Webアプリは「ただの情報ページ」ではなく、「ユーザーの操作に応じて動く」ものなんです。
3. Webアプリの3つの要素
Webアプリは、次の3つのパーツで動いています。
このパーツたちが入っているPC = サーバーです。
サーバーの中身を覗きに行っているのが、操作しているスマホやPCになります。
🖥 フロントエンド(ユーザーが見る画面)
- HTML/CSS/JavaScript で作られている
- ユーザーが見るページ、押すボタン、入力するフォームなど
⚙ バックエンド(裏で処理をする頭脳)
- ユーザーのリクエストを受け取って、どう処理するか決める
- プログラミング言語:PHP, Python, Ruby, Node.js など
🗃 データベース(情報の倉庫)
- ユーザーの情報や投稿内容、商品データなどを保存する場所
- MySQL, PostgreSQL, SQLite などが使われる
4. 実際の流れを見てみよう(例:XなどのSNS)
※X(旧Twitter)の正確な動作ではありませんが、イメージとして捉えてください。
- あなたがメッセージ(ポスト)を入力し、「投稿」ボタンを押す
- フロントエンド(ユーザーが見る画面)が、その内容をバックエンドに送る
- バックエンド(裏で処理をする頭脳)が内容を受け取り、データベース(情報の倉庫)に保存する
- フロントエンドが「新しい投稿を表示したい」とバックエンドに依頼を送る
- バックエンドがデータベースから最新の投稿を取得し、フロントエンドに返す
- フロントエンドが画面上に新しい投稿を表示する
5. まとめ:意外とシンプルなしくみ
Webアプリの仕組みは、
画面(フロント) ↔ 処理する頭脳(サーバー) ↔ 保存庫(データベース)
という流れで動いています。
これを理解しておくだけでも、「なんとなく難しそうだったWeb開発」がぐっと身近に感じられるはずです。
✨ おまけ:よくある質問
Q1. Webアプリはどうやって作るの?
→ まずはHTML/CSS/JavaScriptから始めるのがおすすめ。少しずつバックエンドの技術(PHP, Pythonなど)を学んでいけばOKです。
Q2. スマホアプリとはどう違うの?
→ スマホアプリはインストールして使う形式。Webアプリはブラウザでアクセスして使う形式です。裏側の仕組みは似ていることが多いです。
興味がある方は、ぜひ家のPCでやってみてください!

