現場から:開発編 Vol.2
プロジェクトの最初にやること。
それは、
まずは、お客さんのことを知ること。
そして、「使う側の身になって考えること」。
この2つに尽きると思っています。
現場では、技術的なこと以上に、人の気持ちが大事になる場面が多いんです。
要件定義は、「誰かの日常を思い浮かべる時間」
要件定義って、「何を作るかを決める時間」ではあるけれど、
実際にはもっと人のことを考える作業です。
- 「この人は、これをどこで使うんだろう」
- 「どういう流れで使うのが自然なんだろう」
- 「何に困ったら、不便だと感じるだろう」
そんなふうに、使う人の立場に立って想像することが、
いい要件定義につながっていきます。
現場で大事にしていること
経験を積む中で、気づいたことがあります。
それは、「専門的なことを知っている」だけじゃ足りないということ。
むしろ、
- 「話をちゃんと聞いてくれる」
- 「こちらの立場に立ってくれている」
そう思ってもらえることの方が、よっぽど大切です。
正解を押しつけず、いっしょに形にしていく
「こうすればうまくいく」と決めつけずに、
「この人にとってベストって何だろう?」と考える。
要件定義って、正解を当てる時間じゃなくて、
一緒に納得を見つけていく時間なんです。
まとめ:「相手の目線で、考える」から始めよう
僕が要件定義で一番大事にしているのは、
“相手の目線で話す”こと、そして“自分の目線を一度外すこと”です。
どれだけ技術的に優れていても、
相手の言葉に耳を傾けなければ、良いものはできない。
それを何度も経験してきました。
だからこそ、まず相手の話をよく聞く。
そして、一緒に考える姿勢を持つ。
「どうすれば使いやすいか」
「その人にとって本当に助かる形は何か」
そんなことを一緒に考えながら、
いいシステムを、一緒につくっていく。