こんにちは。アイテム株式会社 IT部です。
前回、弊社でのAIの使い方について書きました。
AIにプログラムを書いてもらったり、分からないことを調べてもらったり。
仕事の中でAIを使う機会が増えてきて、最近改めて思うことがあります。
「今は、新しいことに挑戦しやすい時代になったな」と。
「やったことがない」は、誰でも怖い
新しい仕事をお願いするとき、「やったことがないから不安」という話を聞くことがあります。
でも、それは経験が浅い人だけの話ではありません。
私自身も、初めての案件や、今までやったことのない仕事、新しい事業に取り組むときは、やっぱり怖いです。
「本当にできるのか」
「失敗したらどうしよう」
そんなことを考えて、挑戦することから逃げていた時期もありました。
だから、「やったことがないから怖い」という気持ちはよく分かります。
ただ、やったことがないことは、やってみなければいつまでも「やったことがない」ままです。
まず自分でやってみる
これまで、新しい技術やサービスが出てくると、できるだけ自分で触ってみるようにしてきました。
仕事として環境が用意されていなければ、自分で費用を出して環境を作ったこともあります。
別に、苦労することが偉いと思っていたわけではありません。
「分からないからやらない」では、いつまでも分からないままだからです。
実際に触って、動かして、失敗して、調べて、また試してみる。
そうやって「分からない」を一つずつ「分かる」に変えてきました。
もちろん、その頃は今のようなAIはありません。
検索して、資料を読んで、人に聞いて、それでも分からなければ自分で試す。
今振り返れば、ずいぶん遠回りしたこともあったと思います。
今はAIが一緒に考えてくれる
今は、そこにAIがあります。
分からないことを聞けば、考えるための材料を出してくれる。
知らない技術なら、最初に何をすればいいのか一緒に整理してくれる。
エラーが出れば、その原因も一緒に考えてくれる。
もちろん、AIがすべてをやってくれるわけではありません。
でも、以前なら一人で抱えていた「分からないから怖い」「どこから始めればいいのか分からない」という部分は、AIがかなりカバーしてくれるようになりました。
だから、「自分たちの頃は苦労したんだから、同じように苦労して覚えてほしい」とは思いません。
むしろ逆です。
使えるものは使って、どんどん新しいことに挑戦してほしい。
そう思っています。
挑戦できる場所を作る
だから会社としても、できるだけ「やったことがないこと」に挑戦できる場を作りたいと考えています。
とはいっても、いきなり仕事を渡して「後はよろしく」という意味ではありません。
初めてなら一緒に考える。
分からなければ一緒に調べる。
AIにも聞いてみる。
失敗しても戻れるようにしておく。
最初から一人ですべてできる必要はありません。
最初は一緒にやってみる。
次は自分でやってみる。
そして、いつか誰かと一緒に考える側になる。
そうやって、一つずつ「やったことがない」を「やったことがある」に変えていく。
それが経験を積むということなのだと思います。
仕事を「任せる」から「託す」へ
私自身、新しい事業を始めるときは、まず自分でやってみることが多くあります。
何もないところから考えて、試して、失敗しながら形にして、人に渡せるところまで作る。
でも、それをいつまでも自分一人で抱えていたら、会社としてできることは増えていきません。
一人でできることには限界があります。
だから、あるところまで来たら誰かに託す。
そして、託した人には私とまったく同じことをしてほしいわけではありません。
私が作ったものをもっと良くしてほしい。
新しいやり方を見つけてほしい。
そして、その経験をまた次の誰かにつないでほしい。
仕事を渡すことと、仕事を託すことは、少し違うと思っています。
一緒に考え、経験してもらい、少しずつできることを増やしていく。
そして、いつか安心してその仕事を託せるようになる。
最近は、そんなことを考えるようになりました。
経験そのものは渡せない
ただ、どれだけ挑戦できる環境を作っても、経験そのものをそのまま誰かに渡すことはできません。
また、実際の仕事だけですべてを経験できるわけでもありません。
案件によっては経験する機会がなかったり、いきなり実務で経験してもらうにはリスクが大きかったりすることもあります。
だから、実務以外で学べる仕組みも必要だと考えています。
仕事から学ぶ。
先輩から学ぶ。
自分で調べて学ぶ。
AIから学ぶ。
そして、研修から学ぶ。
現在、弊社ではeラーニングなども含めた、新しい社内研修制度を検討しています。
実際の仕事で経験できることは、できるだけ経験してもらう。
実務だけでは補えない部分は、研修などを使って体系的に学べるようにする。
その両方を組み合わせながら、一人ひとりが挑戦できる環境を作っていきたいと思っています。
「できること」を増やしていく
誰か一人にしかできない仕事を増やすのではなく、みんなができることを少しずつ増やしていく。
そのために、挑戦できる場所を作る。
足りない知識があれば、学べる仕組みを作る。
困ったときには、一緒に考える。
そして、いつかその仕事を次の人へ託していく。
経験は、そのまま渡すことはできません。
でも、経験できる場所は渡すことができます。
一人でできる会社ではなく、みんなでできることを増やしていける会社にする。
そんな環境を、これから少しずつ作っていきたいと思っています。